中国語学習まとめ

中国語を習得したいならドラマを見よう

みなさま、おうち時間をいかがお過ごしでしょうか?私は1月下旬に帰国してから時が止まったような感覚に襲われており、もう4月も折り返してしまったのかと驚きが隠せない状況でございます。本日は、お家で語学力向上を目指すためのおすすめドラマを紹介します

語学学習の進み具合はいかがでしょうか?語学の学習は終わりが見えませんし、テキストに向かってばかりだったり、独学で勉強しているといやになることもありますよね。(実際に私は何度も挫折しております……)

今回私が紹介するのは、中国人が日本語を学習する様子から得たヒントを元に紹介するものです。

今回の記事で私が伝えたいことはたった一つだけ、

  • 語学を上達させたければ、ドラマを見よ

です。

この記事は

  • 家ですることがなく時間を持て余している人
  • 中国語を勉強したい人
  • 中国語に伸び悩んでいる人
  • 中国語学習のモチベーションを保つのが難しい人
  • 中国の生活習慣や思考方式を学びたい人

におすすめです。

ドラマを見ることは外国語学習に役立つのか

「ドラマを見ることは外国語学習に役立つのか?」結論から申し上げますと、非常に役立ちます。実際にみなさんも語学学習をしていて大きな壁にぶつかったことがあるはずです。ある程度教科書で学習しているにも関わらずに、実践では相手の言っていることが全く理解できない!!!という経験が。

それもそのはず、教科書はあくまで教科書です。現地の人々とコミュニケーションしたければ、生の言語を学ぶ必要があります。生の言語を学ぶためには、現地で生活することが一番ですが、現在の状況では家以外に行くことができる場所がありません。そこでお家でもできる生の言語を学ぶ方法でおすすめなのが、現地のドラマを見ることです。

  • 怎么了(どうしたの)
  • 真的假的(ほんまに?うそやろ?)
  • 我告诉你(あんたに言うけどな!)
  • 不辛苦,应该的(残業などで「お疲れ様」と言われた時に、「いいえ当然です」)

例えば、上記のようにドラマでこれでもか!というくらい同じセリフが出てきますので、こういう場面でこの言葉を使うのね〜と学ぶことができます。インプットを蓄えれば、いつか勝手に使える日が来ます(ほんまに)。

そしてドラマを通してその国の人々の考え方や生活習慣を視覚的に理解することができます。これがドラマで語学を学習するメリットです。

私が現在力を入れて学習しているのは、中国語ですので、ここから先は中国語学習と仮定してお話を進めていきたいと思います。(中国語を学べば学ぶほど、英語が頭からズルズルと抜け落ちていくので、英語もしなければ……)

中国の人々はどのように日本語を習得しているのか

実際に中国では独学で日本語を勉強している人が山ほどいます。日本人で独学で中国語を勉強している人がどのくらいいるのか?と考えたらかなり少ないのではないでしょうか?

そして、驚くべきことに日本語学科の学生よりも、自分で趣味として日本語を学んでいる学生の方が日本語が上手い!ここでの上手いとは、日本語の表現がより自然だということです。

日常会話レベルでは不思議なことに日本語学科の学生よりも独学の人の方が断然日本語が上手いんですね。日本語学科の学生は、敬語が得意ですが、ラフな日常会話の表現が苦手です。それに変えてアニメやドラマ、漫画を通して日本語を学んでいる人たちは日本語がめちゃくちゃ自然!

ということで、中国語を学ぶ私たちも自然な中国語を学びたければ、中国ドラマを見ましょう!

中国のドラマを日本で見る方法

では、早速実践編です。中国のドラマを日本で見る方法についてですが、私のおすすめはYouTube一択です。中国ドラマは1つ1つが異常に長い(だいたい45分×55話)ので、YouTubeで試してみて気に入ったら他の有料配信サービスに登録してみるのもありかと思います。YouTube上で、日本語字幕をオンにして楽しむこともできます。

中国アプリの优酷や爱奇艺などは、日本では地域制限が設けられており、見ることができません……。

迷ったらこれを見よ:中国のおすすめドラマ

それでは中国おすすめドラマとおまけで映画、ドキュメンタリー番組も紹介したいと思います。ここで紹介するものは全て私が見たものですので、自信を持っておすすめすることができます。

第1話目だけでは中国ドラマのおもしろさを実感するのが難しいかと思いますので、少なくとも第3話まで見てからそのドラマを見続けるかやめるか決めてもらえればと思います(笑)

欢乐颂

まず一番最初に紹介するのは、私の大好きなドラマ「欢乐颂(huanlesong)」です。

現代の上海が舞台となっており、5人の女性がそれぞれに仕事や生活に奔走しながら、自分の生きていく姿を探していくという内容です。安迪かっこいい!关关可愛い!なんて思わずハマってしまうこと間違いないのドラマです。同じ女性として仕事を頑張る彼女たちに共感してしまいます。

欢乐颂2

2つ目も欢乐颂です。欢乐颂大好きすぎて「欢乐颂2」までしっかり見てしまいました……(笑)

欢乐颂3もあるとの噂ですが、中国でもまだ配信されていませんので、欢乐颂3はかなり先になるのではないかなと思います。中国でもとても人気なドラマです。中国語で人気があるというのを”很火”と言ったりします。

我的前半生

続きまして紹介するドラマは「我的前半生(wodeqianbansheng)」です。

こちらも現代の上海が舞台となっているドラマです。結婚、離婚、仕事のステータス……一見成功者に見える人でも誰もが悩みを抱えて生きている姿が映し出されています。ワガママで1人では何もできなかった主人公が、離婚後に周りに助けられながら1人で自立していく姿は非常にたくましく見えます。大阪のおばちゃんか?というようなお母さんが出てきますので、そちらもお楽しみください。

都挺好

続きまして紹介するドラマは「都挺好(doutinghao)」です。

このドラマは現在の蘇州が舞台となっています。しがらみを抱えた家族が母親の死を境に、様々な問題に直面しながらもなんとか協力し合い日々を送って行くというドラマです。

40話までは父親(苏大强)がなんてワガママで面倒なんだとイライラしながら見てしまいましたが、その後どんでん返しが起き、思いがけず涙が止まらない回が続きます。家族に対する向き合い方を考え直させてくれる素敵なドラマです。このドラマを見終わった頃にはきっと「都挺好(全部いい感じ)」のタイトルが思わず口から飛び出ていることでしょう。

安家

続きまして紹介するドラマは「安家(anjia)」です。

上海が舞台のドラマです。最近新しく出たドラマで中国でもめちゃくちゃ人気です。中国人の友人から何度も見るように言われて、見てみたらとてもおもしろかったドラマです。家を売り買いする不動産屋さんでの物語です。房店長めちゃくちゃ仕事できてかっこいいんです。

我不是药神

続きまして紹介しますのは、「我不是药神(wobushiyaoshen)」です。こちらはドラマではなく、中国の映画です。

中国でも大変話題となった映画で、実話を元に作成された映画です。当時の中国では薬の値段が高く、薬を買えないことから病気に苦しむ人がたくさんいました。そして主人公はインドから偽物の薬を輸入してお金儲けをするのですが……最終的にはお金と関係なく使命感から犯罪である偽物の薬の輸入に踏み切ります。この主人公の行動が中国社会を変改させたと映画の最後にテロップが流れて終了します。見応えがある映画ですので、中国の映画に興味がある人にはおすすめです。

我住在这里的理由

最後に紹介するのは、「我住在这里的理由(wozhuzaizhelideliyou)」です。こちらはドラマでも映画でもなく、日本人の竹内亮さんが作られているドキュメンタリー番組です。竹内さんは南京在住で、今回の新型コロナウイルスの南京での対策の様子をビデオに納めて日本に公開したことから一躍時の人となった人でもあります。

我住在这里的理由(私がここに住む理由)」は「日本に住む中国人や中国に住む日本人」に焦点があてられています。中国でこの番組のファンは多いですが、日本ではまだまだ浸透していないと感じております。

見ていて楽しい質の高いドキュメンタリー番組ですし、中国語の勉強や日中間の文化を学ぶこともできますので、おすすめです。日本でもこの番組が広まると日中相互理解にさらに役立つと思います。中国に興味があるないに関わらず、多くの人に見てもらいたいドキュメンタリー番組です。

現在200話を迎えており、数多くの主人公(嘉宾:ゲスト)が出演しておりますが、その中でも特に私の印象に残っているお2人について紹介したいと思います。興味を持たれた方は、YouTubeの再生リストから色々見てみてください。

武漢でカレー屋を開いた島田さん

「武漢で新型コロナウイルスが蔓延し始めた」と聞いたときに、真っ先にこの島田おじいさんの姿が目に浮かびました。ファンのみなさんも真っ先に島田さんの安否を心配しておられました。島田さんは元気で過ごしておられるとのことで安心です。武漢で日本のカレー屋さんを営んでおられます。中国では非常に有名な方です。

日本でメガネ販売をしている鞠さん

来日5年目とは思えないくらい流暢で自然な日本語を話されます。日本人かと間違えてしまうくらい、めちゃくちゃ日本語が上手なので、私も中国語頑張ろうと刺激を受けました。

まとめ

中国語学習に役立つドラマや映画、ドキュメンタリー番組を紹介しました。家にいなければならない時期だからこそ、家でもできることをして状況がよくなるのを待ちましょう。

語学学習はモチベーションを保つのが難しいですが、語学学習だと思わずに楽しんでドラマなど見てみると案外語学力上達に役立ちますよ!

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