上海で民間の語学学校への体験へ行きました。
上海に来てから自分の中国語の話せなさに絶望して、実は語学学校の体験に行ってきました。そのときの様子や語学学校の選び方について紹介したいと思います。
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上海の中国語語学学校はどこがいい?
せっかく交換留学しているのだから大学に併設されている語学学校に通えばいいじゃんとなるのですが、上海交通大学では交換留学生向けには語学のクラスが準備されていません。厳密に言いますと、交換留学生向けには現地の4年間正規で留学している本科の留学生が受講する語学のクラスは提供されています。
が、しかしこれはまたすごくハードルが高いです。すでに中国語をみっちり学んでいる留学生と一緒のクラスですので、みんな中国語を普通に使いこなしております。そのため、授業の内容は「論語」でした。現代で使われている中国語も使いこなせていないのに、古典をするなんて無理があると思います。
*上手く探したり、いろんな人に聞きまくれば自分にあったクラスが見つかるかも。私が到着した当初は右も左もわからないまま履修登録が終わってしまったのです……。
そんなわけで民間の語学学校にお世話になろうと思い、上海にある3つの語学学校へ体験へ行ってきました。
前提条件
- マンツーマンレッスン
- 会話の練習をしたい
以上の条件を事前に語学学校に伝えて、体験レッスンを受講しました。
*下記で紹介する語学学校はすべて静安寺にあります。
1.パンダ語学学校
1つ目はパンダ語学学校です。Googleで検索したらすぐに見つかる中国語の語学学校です。ここは今回紹介する3つの中で一番料金がお安くなっております。
パンダ語学学校は日本語での解説を売りにしている語学学校です。そのため、日本語と中国語の両方を使って授業が進められます。日本語で授業があるなら安心!と思うかもしれませんが、これが落とし穴です。
語学の上達のためには、その国の言語の環境にどっぷり浸かる必要があります。授業の時間は限られているのに、その間日本語での解説ばかり聞いていたらとてももったいない。
もしパンダ語学学校で体験授業を希望するなら、中国語のみで授業してくれる先生にしてくださいとお願いしましょう。中国語のみの方が授業料が安いという謎のカラクリもあります。
- 良い点:日本語を話せる先生・スタッフがたくさん
- 悪い点:日本語に頼りきってしまう
2.Easy Mandalin
2つ目はEasy Mandalinです。先ほどのパンダ語学学校と比較して、欧米人が多い語学学校です。料金は3つの中で真ん中のお値段です。
ここでの語学学校の先生がとても良い先生でした。日本語を話すことができるけれど、上達のために全部中国語で授業するよ!と言ってオール中国語で授業を進めてくれる。でも、わかりにくい単語などは日本語ではこういう意味ねと解説してくれるというバランスがすごく良かったです。
また、スタッフのお姉さんは日本に留学していた経験があるということでとても流暢に日本語を話されるだけでなく「絶対上手くなるから頑張りましょう!!」と励ましてくれました。よっしゃがんばろ!ってなりますよ〜。
- 良い点:日本語を話せるスタッフがいる
- 悪い点:特になし
3.That’s Mandalin
3つ目はThat’s Mandalinです。こちらは日本語対応が可能なスタッフがいないので、生徒はほとんどが欧米の方でした。そして3つの中で一番高い語学学校でもあります。
That’s Mandalinの特徴は、紙の教科書を使うのではなく、電子黒板を使った新しい授業のスタイルです。自分が話した内容を先生が打ち込んでくれて、おかしいところは訂正してくれたり、別の言い回し表現を教えてくれたりします。
そして授業後にはそれをプリントアウトしてもらうこともできるし、自分の専用のマイページから授業の内容を復習することもできます。これがめちゃくちゃ良いです。その日に授業で行った内容をすぐに復習できるし、思い出すこともできます。ノートに書ききれなかった……なんてことはありません。
ただ、日本語対応可能なスタッフの方がいないので、契約など事務的な手続きもすべて英語または中国語で行う必要があります。この点は英語か中国語がある程度できる人でないと、ちょっと不安かも。お金も絡んでくることだから。
- 良い点:画期的な学習方法で記憶に残りやすい
- 悪い点:お値段お高め、英語か中国語でしか対応してもらえない
語学学校を選ぶときの基準
上記で3つの語学学校の体験授業の感想を述べてきましたが、語学学校の選び方も大事だけれど、何よりも大切なことは先生と相性がいいこと、先生の質がいいことだと思います。いい先生と勉強すれば、中国語はメキメキ伸びます。ほんまに。
もし、語学学校からどのような先生がいいですか?と聞かれたら、下記の3つの条件を満たす先生がいいと思います。
- 北京出身
- 日本語が話せる
- 全部中国語で授業を進めてくれる
全部中国語で授業を進めてくれるけれど、わかりにくいところは日本語で解説してくれるというバランスが非常に大事。
そしてなぜ北京出身の先生がいいかというと、その先生の発音で中国語を覚えることになるからです。普段聞き慣れている先生の発音で耳は慣れていきますので、それならば普通話に最も発音が近い北京出身の先生がおすすめです。
そして、やはり人間同士ですからやはり相性というものがあります。語学学校で選ぶというよりも先生で選ぶというつもりの方が良いです。いくつか語学学校の体験授業を申し込むと必ず相性のいい先生が見つかるはず。
直感的に授業があんまり良くないなと思ったら、別の先生でもう一度授業を受けることもできるので、その辺は遠慮をせずに語学学校に相談しましょう。
まとめ
私が体験授業の後、どのような決断をしたのかについてはあえて書きません。中国語の語学学校に通おうかなと考えているのなら「語学学校」よりも「先生」との相性、授業の質で選ぶべきです。