アモイから現地ツアーで世界遺産の福建土楼へ行ってきました。
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せっかく厦門へ来たので、足を伸ばして世界遺産の福建土楼へも行ってきました。車をチャーターして行くのも、タクシーで行くのも、路線バスで行くのも、日本語ツアーで行くのも、お金や時間の制約があったので、現地の中国人向けツアーに参加して厦門から福建土楼へ1日日帰りツアーへ行きました。
日本人の方の口コミで
現地ツアーに参加したけれど、連れて行ってくれるので楽だし、意外にも楽しかった
というものを見かけたので大型バスに乗って楽に行けると思っていたのですが、想像とは異なりハードな1日ツアーとなりました。
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アモイから福建土楼までの旅程
元々客家が暮らしていた土楼は点在しているため、1日で全てを見ることはできません。
今回は高北土楼群のツアーに参加し、永定土楼の見学に行って行きました。ツアーはTrip.comの中国語バージョン携程旅行で申し込みを行いました。1人216元でした。数ある中からお土産やさんに寄らないと断言しているツアーを選択してアプリから予約しておきました。
アモイには観光地の中山路付近に現地ツアーを申し込むことができる会社がいくつかあるので、そこを利用したりホテルのフロントでお願いして申し込むこともできます。福建土楼までのツアーの相場はおよそ180元くらいだそうです。(タクシーのおじさんが教えてくれました)私の参加したツアーは216元なので相場より少し高めです。中山路近くの旅行会社では118元というところも見かけました。
行程とともに厦門発の福建高北土楼ツアーの1日を紹介したいと思います。
前日 20:00 ガイドのお姉さんから当日の連絡が来る
ツアーに参加する前日の20:00頃ツアーのガイドのお姉さんから当日の連絡を受けます。私が受け取った内容は
- 07:30にホテルに迎えに行く
- 歩きやすい靴で来て
以上です。どんな大きさの車で迎えに来るのかとか、情報が少なすぎて余計な心配をしてしまいます。前日はあまり眠れませんでした。
当日 07:30 集合時間になってもバスは現れず
宿泊していたシティホテルアモイから出発です。
集合時間の07:30となりました。当日の集合時間になってもバスはきません。遅れているのかもしれないけれど、不安で仕方ないのでガイドのお姉さんにメッセージを送ります。
すると間も無く、知らないおじさんから電話がかかってきて「見つけた!今から迎えに行くわ!」と言われます。安心したのも束の間、電話の相手はタクシーのおじさんでした。
どうやら大型バスの乗り場までタクシーで向かうみたいです。日本でツアーに参加したり、海外でオプショナルツアーに参加するときに、タクシーで迎えに来るパターンは初めてだったので戸惑いが隠せません。
08:00 高級ホテルでタクシーから降ろされる
タクシーで着いたのは高級ホテル。大きなバスターミナルのようなバス乗り場で降ろされると思っていたのでこれには驚き。降りるのはいいけれど、その次にどうしたらいいのかわからずあたふた。
ガイドのお姉さんに電話をするとここで待っていろと連絡が来ました。お姉さんが場所の説明をしてくれたのですが(もちろん中国語)わからず、近くにいたお兄さんに電話を代わってこの場所であっているのか確認をしました。
08:15 バス乗り場と思われる場所にて待機
このとき朝08:15頃。ホテルから観光地までドアツードアで行けると思い込んでいたので、この時点ですでに疲れました(笑)
アモイ市内のホテルは送迎無料と書いていたので、てっきり日本人ツアーのようにホテルから観光場所までドアツードアだと思っていたのですが、どうやら中国人ツアーは違うようです。下の写真の場所で待ちます。こんな適当な感じでトラブルが発生しないのが不思議。
08:30 大型バスが到着したので無事に乗車
先ほど待機していた場所に、無事にバスが来て乗り込みます。55人乗りの大型バスが満員でした。
車内はまあまあなきれいさ。古い日本の観光バスのような感じです。
バスに揺られてのらりくらり土楼まで3時間の行程です。
09:00 ツアー中の点呼番号が知らされる
バスの中で点呼番号(家庭番号:ツアー同行者がひとまとめ)がお知らせされます。これがお知らせされてからは、番号で呼ばれます。日本のツアーでは考えられない……。この点は中国語が少しできないと厳しいかも。
09:30 高速道路のパーキングでトイレ休憩
途中、トイレ休憩で高速のサービスエリアによりました。このツアーはトイレ休憩だけでお土産屋さんや枕屋さんに寄らないツアーだったので、その点は非常に良かったです。お土産屋さんに寄るツアーの場合、高速道路のパーキングではなく、お土産屋さんのトイレを間借りするようです。
11:30 中国の方々と円卓でお昼ごはん
11:30頃農家でお昼ごはんです。ザ・中国の田舎という感じのところです。ツアーに来ている中国人の方々と一緒に土楼を模したごはんを食べます。(味はあまりおいしくありません…)おかず+スープ+ごはんです。どれもイマイチ…。
ごはんを食べたところ。観光バスがバンバン停まっていたので、観光バスと提携している料理屋のようです。中国の農村という感じが漂っています。
12:20 バスに乗車して高北土楼群へ
お昼ごはんを食べ終えたら、バス2台に分かれて高北土楼群へ向かいます。私が参加したアモイからのツアーは高北土楼と別の場所へのツアーがセットになっていたようです。高北土楼へ向かう人、別の場所へ向かう人で乗るバスが分かれます。
13:00 高北土楼群に到着
バスに30分ほど揺られ、高北土楼群に到着です。土楼の中にはトイレがないので入場ゲート外のトイレで済ませておきます。入場料はツアー代金に含まれています。
ここからは現地の陽気なお兄さんのガイドに交代です。客家語をいくつか教えてもらいましたが、異国の言葉に聞こえて全く覚えられませんでした。
いよいよ土楼を見に行きます。見えてきました!!メインの承啓楼です。大きい!メインの土楼は最後です。まずは隣にある小さめの土楼から見学です。
土楼の中に入った途端「涼しい〜」となりました。土楼の構造上、土楼の中は涼しくなるのだそうです。面白い。
土楼の外で壺に入ったお酒も売られていました。
こちらがメインの土楼「承啓楼」です。大きくてとても立派です。
観光客は土楼に登れないことになっているので、承啓楼ではフォト撮影サービスがあります。土楼の上から撮影してくれて大きめにプリントアウトしてくれてさらにパウチしてくれて10元(=約160円)です。土楼の内部が4層構造になっているというのはこの写真でないと見ることができません。
承啓楼の入り口で撮影した下の写真も10元です。日本だったら1000円以上はするであろう写真たちがそれぞれ10元でしたので、どちらも購入してしまいました。これで320円は安すぎる!
土楼の中に戻ります。このカゴの中でニワトリさん飼われています。
土楼の中にお茶屋さんがあって途中寄らされます。無理矢理買わされる、買うまで出られないということはありませんでした。お茶屋さんやタバコを巻き巻きして売っているお店もありました。完成品でないタバコを見たのは初めてだったので少々驚きです。
円形の土楼だけでなくて、方形の土楼もあります。
方形の土楼も観光客は登ることはできないのですが、おばちゃんが私の家に連れて行ってあげるというので思わず着いて行ってしまいました。15元お支払いしました。
方形の土楼も方形の土楼で、円形の土楼とは違ってまた面白い。
これにて行ってみたかった世界遺産の土楼見学が終了です。ガイドさんの案内が終了してから1時間ほど自由時間がありました。
15:20 バスに集合
土楼の見学が終了したら集合時間に戻りバスに乗り込みます。誰一人遅れることなく定刻にみなさん集まっていました。ヨーロッパで現地ツアーに参加したときには、時間なんてあって無いようなものだったので、集まりの良さにびっくりです。
17:30 高速道路のパーキングでトイレ休憩
帰りも行きと同様に高速道路のパーキングでトイレ休憩です。ここでまたもや難関が待ち受けていました。
「帰りはホテルではなくて中山路で降ろしてもいいか」と言われ(無茶苦茶)「いい」と言うと、別のバスに連れて行かれました。高速道路のパーキングで別のバスに乗り換えです。異国の地でこんなの怖すぎる。
もはやホテルから観光地のドアツアードアではなくて、車から車へのドアツアードアです。
19:30 アモイ中山路に到着
こちらのバスに乗り換えて無事にアモイの中山路へ帰ってきました。中山路からシティホテルアモイまでは徒歩で15分ほどです。無事にアモイに戻ってくることができてよかった〜。
まとめ
厦門から福建土楼まで現地ツアーに参加して行ってきました。ホテルから観光地までドアツアードアで行けるものだと思っていたので、想像と異なることが多くいろいろと大変でした。
便利でお得な現地ツアーですが神経を張って疲れてしまうので、しばらくは中国の現地ツアーから少し距離を置きたいと思います。こんなことでは疲れない中国語能力を身につけるか、プライベートツアーを組めるくらいの財力を身に付けたいと思います。