ハルビンにあるアウシュビッツ日本軍731部隊跡地を見学してきました。
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私がハルビンへ行くと決めた理由は2つあります。1つは、ハルビンの雪氷まつりへ行くこと。もう1つは、日本軍がかつて満州で行った人体実験地である731部隊の跡地を見学することです。
日本では教科書に記載されておらず、学校でも教えてもらえない歴史です。知らない人が多い731部隊ですが、731部隊は戦時中非人道的な人体実験を数多く行ってきました。日本人として絶対に知っておくべき事実だと思います。陳列館と跡地を見学してきましたので、紹介したいと思います。
ハルビン雪氷祭りについてはこちら。
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ハルビンの731部隊跡地を見学
731部隊陳列館はハルビンに旅行へ行ったら、是非とも寄って欲しい博物館です。南京大虐殺事件については日本でも広く知られていますが、731部隊について知っている人は少ないのではないでしょうか。 私は以前にポーランドのアウシュビッツ博物館へ行ったことがあるので、ハルビンの731部隊跡地は日本版のアウシュビッツのように感じられました。
731部隊は、戦時中に生きている人を使用して数々の人体実験を行いました。細菌実験や凍傷実験、生きたまま人を解剖するなど…想像すると吐き気がするような酷いことを行いました。
731部隊陳列館の基本情報
ハルビン731部隊陳列館の正式名称は「侵华日军第七三一部队罪证陈列馆」です。
- 営業日:火曜日〜日曜日(休館日:月曜日)
- 営業時間:09:00〜16:30(最終入場時間:16:00)
- 入場料:無料
- 所要時間:外の跡地と合わせて2時間〜
- アクセス:地下鉄1号線新疆大街駅より徒歩5分
- 住所:黒龍江省哈爾濱市平房区新彊大街23号
731部隊陳列館の様子
陳列館内は写真撮影禁止だったので、撮影はしておりません。日本軍が撤退と同時に資料や証拠品を焼き払ってしまったので、展示されている資料は少ないです。淡々と展示されているので、少し気分が悪くなりました。
南京大虐殺事件の博物館と同じようなテイストで展示されていました。
731部隊の跡地の様子
陳列館の見学が終了したら、外に出て731部隊の跡地を見学します。冬に行ったということもあり、周りが閑散としていて少し気味が悪かったです。
アウシュビッツを彷彿させる線路もありました。
日本軍が撤退時に証拠隠滅のために破壊した人体実験の棟は2020年現在、下の写真のように保護されていました。
撤退時に建物を破壊したという行動はアウシュビッツでの行動と同じです。
こちらは実際に使用されていた731部隊の本部の建物です。中に人が全然おらず、そして薄気味悪い館内なので少し怖いです。
これにてハルビン731部隊の陳列館と跡地の見学が終了です。
まとめ
ハルビンの731部隊跡地を見学してきました。ハルビン市内の中心部からは離れていますが、地下鉄1号線が開通したということもあり、訪れやすくなりました。日本人なら絶対に知っておくべき日本軍の過ちです。歴史を繰り返さないためにも、事実として知っておくことはとても大事なことだと思います。