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ヨーロッパ周遊旅行のルートの決め方のコツを紹介します。
ヨーロッパをバックパックで旅行してみたい!でも一人旅で大丈夫?短期間でいくつもの国を回ることができるのだろうか?ルートはどうやって立てたらいいの…。ヨーロッパ周遊旅行は、悩むことがたくさんです。実際に今年のゴールデンウィークに念願のヨーロッパバックパック女ひとり旅をしてきましたので、今回はルートの立て方について説明します。
ヨーロッパバックパックひとり旅
私はゴールデンウィークを利用して、約3週間のヨーロッパバックパック旅行をしてきました。初のヨーロッパ周遊+女一人旅で不安もありましたが、とても楽しい時間を過ごすことができました。
初めての長期旅行だったので、準備を進めていく中で困ったこと、現地で困ったこと、準備不足など、反省点が多く出てきました。その中でも特にヨーロッパ周遊のルートを決めるのにとても苦戦し、時間がかかってしまったので、今回は私がどのようにルートを決定して周遊してきたかについて紹介します。
ヨーロッパ周遊旅行ルートの決め方
ヨーロッパ周遊旅行のルートを決めるときの合言葉は、「起点を決めてぐるっと一周」です。
あちこち行きたいところがたくさんある気持ちはわかりますが、時間もお金も限られています。発着地を決めてそこからスタートして、その場所に戻ってこれるように一周するようにルートを立ててみましょう。
まずは発着地を決める
ゴールデンウィークを利用した旅行ということもあり、
ちゃい
と思いました。そのため、航空券の予約は約半年前の10月に行いました。
ヨーロッパは一度入国すると、シェンゲン協定加盟国内はスタンプ、入国審査なしで移動することができます。東京から大阪を移動するような感覚です。そのため、自分が行きたい都市をいくつかピックアップして、そこから最も安い航空券を購入しました。
私は
- ヴェネツィア
- スイス・アルプス
- レンヌ
- アムステルダム
- ミュンヘン
- クラクフ
の5箇所には絶対に訪れたいと考えていたので、この都市の中から航空券を探すことにしました。
航空券はパリ・シャルルドゴールとローマ・フィウミチーノ行きが最安値だったのですが、夜着便でパリに到着することが不安だったので、ローマを選択しました。同じ都市で往復すると安かったので、往路、復路ともにローマ・フィウミチーノを選択しました。
早くから購入したので往復航空券は71,800円で購入することができました。
まずは自分が行きたい都市をピックアップ。そのあと、その都市やその国行きの航空券のチケットを調べて一番安い都市のものを購入する。
ヨーロッパ内を移動する手段を決める
発着地が決定したら、次にすることは国から国への移動(ここでは周るとしています)手段を考えることです。限られた旅行日数を考慮して、周り方を決めていきます。
ヨーロッパを周る方法は、飛行機、電車、バスの3つ。私は飛行機と電車を利用しました。
結論から言うと、個人的には断然電車の方が好きです。しかし、今回は少々無謀な旅だったので、飛行機も利用しました。どの国間を移動するかによって最適な移動手段は異なります。
飛行機を利用すれば、早く効率よく周ることができますが、2時間前に空港に行き、チェックインをして、さらに空港から市内中心部までの移動を考えると、電車で移動した方が早いこともあります。
バスは安さが命で、めちゃくちゃ安く移動できるのですが、バスの乗車時間が長かったり、バス停が治安の悪いところにあることが多かったので、今回は使用していません。
ユーレイルグローバルパスを購入して、列車メインで移動しました。
ユーレイルグローバルパスを使ってみてわかったメリットとデメリット
都市から都市の移動時間の調べ方
続いて紹介するのは、国から国や都市から都市を移動するのにかかる時間を調べる方法です。
電車で移動
電車で移動するときに、便利なアプリを紹介します。
上記のeurailアプリ『Rail Planner』をダウンロードしておくと本当に便利です!ヨーロッパにいるときは毎日使っていました。それでは、Rail Plannerを使った調べ方を説明します。
まず、アプリがダウンロードできたら、下のような画面が開きます。
Aに出発地、Bに目的地を入力します。
ここでは、AにMILANO、BにVENEZIAを入力しました。
ミラノ発ヴェネツィア行きを調べます。
入力したら、Searchを押します。すると下のような画面が出てきます。
この画面では、何時に列車が発車して、何時間乗車するかというのがわかります。電車で都市間を移動するときにどのくらい時間がかかるのか?1日で移動できるのだろうか?どの都市間を列車が走っているのだろうか?
これらの疑問を全て解決してくれます。
ただ、これは列車のチケットの価格が出てくる訳ではないので、事前にルートを決めるとき、そしてヨーロッパにいるときに時刻表を調べる用として利用してください。
飛行機で移動
飛行機の移動のときには、以前格安旅行の手配方法で紹介したスカイスキャナー を利用して価格、飛行時間を調べます。
今回、私はクラクフ(ポーランド)からシャルルドゴール(フランス)まで飛行機を使用して移動しました。実際にこの経路を調べてみます。
¥5,000ちょっとかつ2時間半弱で移動ができることがわかります。easy Jetはヨーロッパの格安LCCなので早く予約すればするほど、安く乗ることができます。
私は出発まで1ヶ月を切ったときに予約したので¥10,000ほどかかりました。ポーランド〜フランスのようにかなり距離が離れた移動をするときに飛行機はおすすめです。
移動手段が決められないとき
飛行機にしようか…電車にしようか…いや、バスにしようか…どうしよう決められない。そんなときには「Omio」を使って比較してみましょう。
アプリをダウンロードして使用します。
実際にブリュッセル〜アムステルダムの移動を比較してみます。検索の日付は1ヶ月後にしています。先程のようにまず、出発地と目的地を入力します。
Searchを押すと、下の画面に切り替わります。
上に3つのマークが並んでいます。
左から列車、バス、飛行機です。その下には最安値がユーロで表示されています。現在開かれているのは、列車のページです。電車だと約3時間を26ユーロで移動できるということがわかります。
次にバスを見てみましょう。
バスは3時間半強、9ユーロで移動できるということがわかります。
次は飛行機を見てみましょう。
飛行機で移動する場合は、2時間・47ユーロです。
ここまで調べることができたら、あとは自分の旅行スタイルに合わせて最適なものを選択してくださいね!
一見飛行機が一番早く着きそうですが、空港までの移動時間、空港からの移動時間があるので、列車と変わらないかむしろ列車の方が移動時間が少なくて済むのではないかと思います。
バスと列車は約1時間違いですが、私だったら列車での移動を選択します。
ヨーロッパ周遊のルート決めのときに参考にした本
私はヨーロッパバックパック旅行を決定するまで、ヨーロッパの地理関係について全然知らなかったので、『地球の歩き方ヨーロッパ』で色々と読み込みました。
国ごとの観光名所や電車の乗り方、ヨーロッパ内の移動の仕方、シェンゲン協定、入国審査など詳しく書かれていて、大変参考になりました。
実際に周ったルート
さて、それでは私が実際に移動したヨーロッパのルートを紹介します。
- 出国
- ローマ
- ワルシャワ
- クラクフ
- パリ
- レンヌ
- アムステルダム
- フランクフルト
- ミュンヘン
- フィスプ
- ツェルマット
- ミラノ
- ヴェネツィア
- ローマ
- 帰国
ポーランド・クラクフ近郊にあるアウシュビッツ博物館にどうしても行きたかったので、最初に少し離れたポーランドへ。
そのあとは合言葉通り、電車でぐるっと一周回ってローマに戻ってきました。
ここで、私は少し離れたポーランドに行くという選択をしたのですが、今回の日数でポーランドに寄らなければ、すべて電車で周ることができます。
短期間の旅行ですべての国、都市を訪れることは難しいので、まずどうしても外せない場所をピックアップします。そのあと、時間があれば寄りたい場所を検討します。このようにすることでルートが決めやすくなるかと思います。
ヨーロッパ周遊旅行の反省点
今回は、ローマに着いて空港近郊のホテルに泊まり、翌朝ワルシャワまで飛ぶという選択をしました。ローマ〜ワルシャワ間は、LCCで予約しましたが、イースター休暇と重なってしまったこともあり、片道9,000円ほどかかってしまいました。お気づきの方もいるかもしれませんが、往路クラクフ着、復路ローマ発の航空券を予約すればよかった。
しかし、10月の段階で半年先のルートを確定するような余裕もなく、このような判断をしました。仕方ない。
ヨーロッパ周遊旅行を計画していて、初めてで何が何だかよくわからないという人はとりあえず、早め早めに同じ都市で往復航空券を予約しておくのをおすすめします。
また、複数都市を訪れるということは当然その地に滞在する時間も短くなります。自分は旅先で一番なにがしたいのか、どこへ行きたいのか、絞りましょう。あれもこれもたくさん行くことは行こうと思えばできますが、滞在というよりも通過で終わってしまいます。
自分の気持ちとしっかり相談して、複数の都市を周遊するときは、ピンポイントで狙いましょう。
また、私は少しでも不安やリスクを減らすために事前に日本でルートをガチガチに固めて行きましたが、ふらっと立ち寄ってみるのもよいと思います◎
私は宿がないことが不安だったので、宿もすべて事前に予約していきました。途中で立ち寄りたい場所が出てきてしまい、しかし宿もキャンセルできない…という状況になりましたが、無理をしないという点からもいい意味で諦めがつくので、宿を固定していてよかったかなと思います。なんせ初めてのひとり旅でヨーロッパ周遊です。
まとめ
ルート決め方の合言葉は
- 起点を決めてぐるっと一周
- 行きたいところを絞る
- 移動は電車がおすすめ
- 離れているときは飛行機でびゅんと
- 無理はしない