中国語学習Day10へようこそ。
本日は日本人が最も苦手とするzh・ch・sh・rのいわゆるそり舌音にチャレンジしていきます。
日本語にはない発音なので、はじめは苦戦して当たり前です。がんばっていきましょう。
中国語学習に必要な教材や心構えはこちらの記事にまとめていますので、まずはこちらの記事からご覧ください。

- 本日の学習内容は、中国語の子音その5です。
Day1〜Day5で学習した
- 四声
- 母音
- 複母音
も大事になってきますので、油断せずについてきてくださいね〜。
では、早速内容に入っていきましょう。
テキストp.68を開いてください。本日はテキストp.68〜p.73まで使用します。
- 口の形がわからなくなったら、すぐにテキストをチェック
- 発音があやふやになったら、すぐにCDをチェック
を心がけて取り組んでいきましょう。
まだテキストを購入していない方はこちらから。
発音練習の際には
- 大袈裟に発音する
- 大きな口を開けて発音する
という点を意識して取り組んでいきましょう。
*CDの音声を必ず使用してください。
本日の学習目標
10日目の学習目標は
- そり舌音への抵抗感をなくす
ことです。まずは前回の復習でもありますが、有気音と無気音の違いから確認していきましょう。
有気音と無気音について
最初に有気音と無気音の違いについて確認しておきたいと思います。
これらの用語を覚える必要はありませんが、発音の際に重要になるポイントですので、確認しておきます。
中国語の子音には有気音と無気音というものがあります。
具体的には
- 有気音:勢いよく息を吐いて発音(濁らない)
- 無気音:優しく発音(濁る)
という違いがあります。
有気音は息を吐き出すように発音します。少し抵抗がありますが、つばが飛んでいきそうな感じをイメージしてください。
本日の学習では、zhが無気音、chが有気音となっています。
息を思いっきり吐き出すかどうかが争点になります。なるほど〜と納得したところで実際に音声を聴いてみましょう。
テキストp.68を開いて、CD-41を聴いてみてください。
そり舌音は日本語にない発音なので、難しいです。
そり舌音について
本日の学習のメインであるそり舌音について理解を深めていきましょう。
日本語にはない発音なので、繰り返し繰り返しの訓練が欠かせません。
心が折れそうになるかもしれませんが、中国人ネイティブも含め、中国語を学ぶ誰もが経験している道ですので、一歩ずつ積み上げていきましょう。
「そり舌音」という名前の通り、舌をそらせた状態で音を出します。
詳しい位置は、テキストのp.68〜図解を確認してください。
- テキストのポジションに「舌をセット」
- 次に「喉仏を震わせて発音(喉仏から音が出ているイメージ)」
実際に喉仏に手を当てて、発音する際に振動しているか確認しながら、チャレンジしてみてください。
CDの音声を聴きながら、上記の注意事項を意識しながら、大袈裟に発音しましょう!
最初は上手くできなくても大丈夫。
諦めずに
- 続けること
- 大量に聴くこと
- 大量に発音すること
で必ず上手くなります!
- そり舌音は難しいので、お風呂に入りながらなど、隙間の時間でも口の形や下の位置を徹底的に習慣化(意識しなくてもできるようくらい)することをおすすめします。
おまけ:四声発音のコツ
四声の発音はバッチリですか?忘れてしまった方やあやふやな方は下記の四声発音のコツをご参照ください。
- 一声(ā):少し高めの声で「アー→」(発音しながら左手を左から右へ水平に移動)
- 二声(á):ヤンキーがキレて「あぁん?↗︎(斜め上に声を持っていくイメージ)」(発音しながら左手を左下から右上に向かって思いっきり突き上げる)
- 三声(ǎ):落ち込んだときの「あ⤴︎〜あ⤵︎」(発音しながら左手をǎの三声のマークに沿わせる)
- 四声(à):急降下「アーッ↘︎(斜め下に声を落とすイメージ)」(発音しながら左手を左上から右下に向かって急降下させる)
- 大袈裟に四声を読み分けること
- 手を使って大胆に身体で覚える気持ち
で発音練習すると上手くいきます。身体に染み込むまで何度も練習していきましょう。
まとめ
本日の目標である
- そり舌音への抵抗感をなくす
は達成できましたか?そり舌音は難しいので、他の発音以上に訓練が必要になります。隙間時間を見つけて、毎日少しづつ練習していきましょう。
お疲れ様でした。
まだテキストを購入されていない方はこちらよりどうぞ。