今日10月1日は中国の国慶節です。
街中赤い旗や提灯が吊るされ、お祭りムードが漂っています。前回、中秋節について記事を書きました。せっかく中国で生活をしているので、今回も中国の祝日について紹介したいと思います。今回紹介する祝日は、国慶節(国庆节)です。
中国の祝日
中国の祝日は全部で7個あります。
このうち、◎のついた下記の4つは旧暦に合わせて祝日となるため、毎年祝日が変動します。◎のついた祝日は中国の伝統的な祝日です。1949年の中華人民共和国建国を基準としてそれより前に制定されたものか、それ以降に制定されたものかというのが基準になります。
国慶節とは
国慶節とは、中国建国記念日とされる10月1日のことを指します。国慶節は3日間連休とすることが法律で定められています。
実際には、日本のゴールデンウィークのようにいろいろくっついて7日間のお休みです。1週間お休みする代わりに中国政府が定めた土曜日・日曜日は代わりとして出勤しなければなりません。大学の授業も同様です。
大学の授業は1週間お休みにも関わらず、大学内の営業は通常運転です。食堂も空いていますし、掃除のおばちゃんもいます。日本だったら考えられないので、これは中国の大学だからなのかそれとも日本のように学生が自宅に住んでいるのではなく、オンキャンパスの寮に住んでいるということが関係しているのでしょうか。
今年2019年は中国建国70周年という特別な年ということもあり、街中に70周年を記念するオブジェが飾られています。
大学の中でもオブジェがあります。
中国の人々は建国記念日をとても大切にしていることが伝わってきます。
中国を象徴する色である赤で街中が照らされたり、いたるところに国旗が掲げられていたり、日本では見ることのない光景なので驚かされています。
中国の学生にとって国慶節とは
中国人の友達に国慶節についてどのような意味を持つのか尋ねてみました。
私「中国人にとって国慶節ってどんな祝日?」
中国人の友人「連休!お休み!最高!楽しみ!」
私「国慶節は数ある祝日の中でも特別なもの?」
彼女「すごく特別なもの。でも連休という方が勝る」
ということでした。街中でお祝いムードが漂い、学内でも国歌が流れたり、国慶節仕様の装飾がなされたりしているので、もっと重要な意味を持つものかと思っていました。
が、中国の大学生の中では日本のゴールデンウィークのようなテンションで少しびっくり。国慶節は建国記念日として特別な意味を持つものの、学生たちの間では連休という感覚のようです。
まとめ
本日10月1日は中国の国慶節です。街中でお祝いムードが漂っています。上海の状況はわかりましたが、他の都市ではどの程度盛り上がりを見せているのか気になるところです。国慶節をお祝いするかのように大型の台風もやってきました。新学期が始まって1ヶ月後に1週間のお休み。まるで日本のゴールデンウィークです。五月病ならぬ十月病にならないように気をつけたいと思います。
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