留学は十人十色です。
留学にはいろんな目的やいろんな意義があって、一人一人目的が違います。留学中はあの子の方が言語ができるとか、あの子は外国人の友達がたくさん出来たけど私には全然いないと落ち込んだり、人と比べてしまいがちですが、留学は10人いれば10通りの留学生活があります。みんな違ってみんないい、そんな気持ちで留学生活を過ごしてほしいなと思います。
自分の留学生活
私は9月から上海交通大学にて交換留学を開始しました。私は漠然と留学に行きたいという気持ちがずっとあり、行きたくて行きたくて仕方のなかった留学がやっと実現しました。
しかし、留学生活が始まると同時に思い描いていた留学生活(バリバリ毎日が国際交流です☆みたいなイメージ)と異なることがたくさん出てきたり、同じ大学から来ている人がおらず、頼りにできる人も見つけられないという状態で非常に苦しみました。
そして、私は当初中国語専修クラスに誤って配属されたということもあり、自分の言語のできなさにかなり落ち込みました。さらに悪いことに人間苦しい状況に立たされると他人と比べてその人より自分が劣っているのか優れているのか比べてしまいがちです。
あの子は私より中国語ができる。あの子はもう友達がたくさんできている。あの子は英語がとても流暢に話せる。あの子は….。などなど。
比べても仕方のないことは頭ではわかっていても、人間はやはり弱い生き物なのでどうしても比べてしまいます。
が、しかし留学に来た目的はみんなそれぞれバラバラ。十人十色です。将来仕事で使うために中国語を学びに来た留学生もいれば、経営学を学びに来た留学生もいます。
私が留学に来た目的は、中国語を勉強することではなくて、日中関係を勉強すること、日中間の潤滑油になるような活動をすることです。
だから、高級クラスの語学生には語学力ではかなり劣ります。でも、私は中国語を勉強しに来た訳ではないのだから、これでいいんだと自分に言い聞かせました。自分が留学に来た目的を再確認して自分に言い聞かせることで、留学開始当初よりも自分の軸を持って、落ち着いて留学生活を送ることができるようになりました。
私の大学はヨーロッパへ留学する人が多く、私の友人はほとんどヨーロッパに留学しています。
ニューヨークでファッションの勉強をしたり、スペインでジェンダーの勉強をしたり、ベルギーで植民地主義の勉強をしたり、ポーランドでアウシュビッツについて勉強したり、イギリスで芸術について勉強したり、オーストラリアで….。
本当に十人十色です。
みんなそれぞれ留学開始当初は楽しいとは言えない日々を送っていたようですが、その問題は時間が解決してくれます。みんなそれぞれ異国の地で頑張っているから私も頑張ろうと元気をもらうことができます。
何もかも文化や生活が異なる他の国に行った友人が羨ましく感じる時もありますが、それはみんな思っていることなのかもしれないなと思っています。自分の立場の方が良いこともあるし、相手の立場が羨ましく感じる時もあります。それは日本にいる時にも感じていたことだから当たり前なのだけれども。
でも、自分で決めて自分で志望理由書を提出して、教授に推薦書も何枚も書いていただいてやっと実現した留学だから自分の目的・軸にブレないように過ごして行きたいなと思います。
目的がブレないようにするためには、やっぱり交換留学志望動機書の提出段階からしっかりと自分の意志を固めておくのが大事です。
留学は本当に十人十色!異国で一人でいたら、不安で他の人(特に他の大学から来ている日本人)と比べてしまいがちだけど、目的はみんなバラバラ。だから人と比べて落ち込まないで欲しいなと思います。
まとめ
留学は一人一人違うものだから、人と比べて焦る必要はないんだよ〜。
自分のペースで良くも悪くもマイペースに一歩ずつ進んでいきたいと思います。